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ヤクとは牛の仲間?

 

16世紀ごろチベットからモンゴルに渡来したといわれる牛科の動物で、体毛はもっと濃くて、きびすまで覆われているのは、極寒にたえるためです。

 

ヤクは暑さには弱いから、山地や涼しい地域に生息しています。モンゴル語では「サルラグ→SARLAG」と言われるこの格好いい動物が、乳用、毛皮用、荷役用、乗用、食肉用に使われています。

 

ヤクは、一般的な牛と違って、走るのは早くて、警戒心強く群れを離れない習性をもっっています。

 

 その毛でロープをつくったり、ゲルの帯や馬具をはじめ色々なものに紐として使ったりしています。

 

これは普通の紐に対して腐らなくて、長年にわたって使われるものです。

糞も燃料として利用されるほか、冷蔵庫などがないとき、肉をいぶしてから干し肉にすれば美味しくて、腐らないです。

 

オスの牛とメスのヤクの混血であるハイナグは家畜の中で一番強い動物で、荷役用に使われるのが多いです。

 

ヤクが牛と一緒に放牧されることがあるけど、仲が良いヤギとヒツジに比べるとヤクのほうがあまり「やさしくない」と思われる。

 

ウランバートルより東方60KMのテレルジ国立公園に行くとヤクの群れに出会うことができます。

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