モンゴルの歌には馬が不可欠な存在なの?

親の愛情についての歌がない国はこの世界に一つもありません。

モンゴル歌の大部分が親とその愛情をテーマにしている。

この世に育てくれた親への感謝と愛情を歌いながら大草原を馬で走るのはやはりモンゴル人しかいないと言っても過言ではないだろうか。

 

そんな、両親の愛情を表現する歌には馬のことは欠かせない存在で、特には、故郷や恋人をテーマにした歌には馬のことが多く歌われている。

 

その理由は、馬は、5種類の家畜の中で一番大切される動物で、乗物として使われるだけではなく、馬乳酒、競馬や側体歩*の馬として飼わされているからです。

 

いったいどういう風に歌に出てくるのでしょうか。「故郷や親から離れて暮らしている子が、久しぶりに里帰りや親との挨拶、恋人と会いに行くために、暖かい春の時期がくるまで愛馬の世話しながら待機し、冬が終わると目的地を目指していく」との意味の歌が多いです。

 

ちなみには、日本の民謡のリズムはモンゴルの古い歌と少し近いところがあるともいえます。

 

例えば、「チャグチャグ馬コ」はモンゴルの古い歌である「フラ・ウナガ Хул унага」「ホトゴイデイン・ウナガ Хотгойдын унага」に若干似ていると思う。

 

*そくたいほ→一般的な馬とは違って、左前肢と左後肢、右前肢と右後肢と、同じ側の前後肢を同時に動かす変則速歩で、上下動が少ないため駄載に適している珍しくて高い馬のことを意味します。