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豊かな言葉

 

世界中の国々の言語には、それぞれ得意する分野があるようです。

例えば、アラビア語にはラクダを表す言葉が100以上もあるという。

同様に、遊牧民の言語モンゴル語は家畜(ラクダ・馬・牛・ヤク・羊・ヤギ)に関する言葉が大変豊富です。

特に、遊牧民にとっては馬が不可欠な動物で、貴重な交通手段でもいえます。

 

古くから馬との関係が深いため、成長することや、オスかメスかにより呼び名が変わってくる。

これに対して、海に囲まれ、古くから漁業が盛んだった日本でモンゴルの馬に匹敵するものといえば、やはり魚だろう。同じ種類の魚であっても、「ハマチ・メジロ・ブリ」と成長過程により違う名で呼ばれるものもある。

モンゴル語には、家畜の成長過程やオス・メスに関わるだけではなく、年齢、乗用、子を産む前の、子を産んでないメスの動物、去勢した、去勢していないかにより呼び名が異なる。

ことばというものは、環境や生活と密接に結びつき、その社会で何が重要なものとされているのか、人たちが何に関心を持ちながらどんな生活しているのかを如実に反映しているのだ。

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